【東心一筋41年 ~井戸隊長~】
今回は新卒で入社してから41年の永きに亘り、当社一筋に勤務してこられて
今年11月末で定年を迎えられる予定の井戸和秋さんをご紹介いたします。
【現在の井戸さん】
井戸さんは現在、昨年12月から新規開始した某大手企業研修施設の警備隊長をされています。
これまで企業の本社ビルや大型商業施設など数々の警備隊長を歴任されてこられた井戸さんは、当社の中でもベテラン中のベテランと言っても過言ではありません。
そんな経験豊富な井戸さんだからこそ、現在でも新規警備隊立ち上げの際には隊長を任されるのでしょう。
【新卒応募時の井戸さん】
そんな井戸さんが41年前、当社(※当時は「多摩綜合警備」以下「多摩綜警」)に入社されたのは、
就職担当の先生から「警備会社はこれからの時代と共に伸びていく会社だ」と勧められたことがきっかけでした。
井戸さんはその後、綜合警備本体の入社試験を受けられたのですが、残念ながら結果は不採用でした。
ところが数日後、多摩綜警の初代社長である大串社長から面接を行いたいという連絡があり、面接中にその場で「採用決定」を言い渡されたそうです。昭和を感じさせるエピソードですね(笑)
【多摩綜警・初代 大串社長】
その時は、まさか定年まで働くとは思っていなかった井戸さん。
今まで何度か辞めようと思ったこともあったそうです。
周りは年配者ばかりで超過勤務は慢性的に多く、2人しかいなかった同期入社の新卒は半年で辞めていきました。
それでも先輩から「3年間は頑張れ」と言われた言葉を信じた井戸さん。
母子家庭で3人姉妹の長男であった井戸さんは、「自分が病気の母親を助けなければ!」という気持ちもあり、必死に仕事に打ち込んできたそうです。
【警備先での一コマ】
徐々に警備の仕事の面白さ、やりがいに気付いた井戸さんは
新規警備隊の隊長にも抜擢され、がぜんやる気が出てきたといいます。
【臨時警備 前列右端が井戸さん】
忙しさのピークは多摩都市モノレール開通の時とのこと。
隊長業務、統制業務、巡察に加え駅舎のパトロール応援迄行いひたすら仕事に専念しました。
【新規警備隊員顔合わせ・一番左端が井戸さん】
多摩綜警から東心綜警、そしてALSOK東心と社名は変わっていきましたが、
お客様第一に警備を実施する姿勢は全く変わっていないと井戸さんは言います。
そんな井戸さんが若い後輩たちにアドバイスするのは、「前向きに真面目に仕事をこなしていけば、
長い人生いいことがあると信じること」だそうです。
今では3人の子宝に恵まれた井戸さんは、念願のマイホームも購入、大切な家族のために
現在も警備業務に専念し続けています。
井戸さんは定年以降も嘱託社員としてまた当社の為に頑張ってくれる予定とのことです。
当社は健康でやる気があれば雇員として70歳まで働くことが出来ます。
井戸大先輩の今後の益々のご健勝とご活躍を祈念致します。
以上